幅1.5cm×長さ21cm×厚み2.5mmの革を用意します。
革を切り出す場合は革包丁か別たち、またはカッターを使用します。
カッターは100均のではなく、オルファかNTの黒刃を使用したほうがよく切れますし、ストレスが無いです。
革の裏側、床面と革の切断面、コバをCMCで磨きます。
磨きの薬剤はトコフィニッシュやトコノールなど複数ありますが
目的は同じです。
床面を処理することを床洗いとも言います。
目的は毛羽立っている繊維を寝かせます。
コバ磨きは毛羽立ちを押さえるのと革のヘリを圧縮することにより
頑丈さを出す作業です。
コバは一説によると木材の端材、木端(こっぱ)からきてると言われています。
磨くとコバは艶が出ます。
ハトメ抜き10号(直径3mm)で穴を開けます。
端から1cmに2箇所、さらに片側は+5cmの箇所に。
黒い板はゴム板で穴空け時に革の下に敷く物です。
ハトメ抜きが革から抜けないことがあるかと思います。
そういう場合は事前にハトメ抜きの刃の部分にロウをこすりつけて
おきますと簡単に抜けます。
ハトメ抜きはホームセンターでも買えますがやめたほうがいいです。
ホームセンターの物は質が悪く数回使っただけで刃こぼれしましたので
あまりおすすめできません。
両面カシメ(大)と丸カンを用意します。
丸カンの代わりにレバーナス金具などでもいいでしょう。
丸カンを通して
両面カシメで止めます。
カシメ金具はそれぞれサイズがありますのでそのサイズに合わせて
打ち棒を用意してください。
カシメ金具などの金具類はサイズ規格がきっちり統一されているわけではないので
会社によっては微妙な差があります。
可能ならよく買う金具屋さんで金具と道具を揃えたほうがいいです。
なんでも西日本と東日本だとサイズの誤差が1mmちかくある場合があるそうで
その場合、カシメても綺麗に出来ないなどがあるそうです。
シンプル構造で誰でも簡単に作れると思いますので
ご興味があればチャレンジしてみて下さい!