文化芸術活動の継続支援事業とは
文化芸術関係者が活動の再開・継続に向けた接客的な取組にようする費用を
2/3または3/4補助するというもの
事業内容を読んでみると舞台や音楽など対面活動を行ってきた方々が
動画配信やライブ配信など非対面活動に取り組む活動に補助金を出すよ~
としている雰囲気が推測できます。
この補助金で良いところは今年の2月26日から10月31日までに実施されたことに対して補助金が出るので
2月まで遡って経費を計上出来ること!
通常の補助金制度では申請し、採択されてから実施されたことに対して
補助金が下りるので結構ありがたい事業です
事業の申請期間は9月30日で、すでに終了していますが
要望により大4次募集も行うと文化庁のお知らせが出ましたので
これから申請する方に少しでもお役立ちなればと自分の経験を書いておきます。
自分が申請したのは9月22日で
この記事を書いている10月13日時点で
同人作家やVチューバーが申請採択されたと情報が有るため
創作活動を行ってる方はチャンスがあると思います。
ここでは自分が申請している
[活動継続・技能向上等支援A-1] 上限額:20万円
について書いていきます。
・補助対象者
・個人はフリーランスを含む個人事業主
*不特定多数の観客に対して対価を得て公演・展示を行う者~
当初・文化庁側はミュージシャン等が公演して得るチケット収益を想定
していたようですが、現状はリアルイベントで不特定の顧客に販売での
収益も対象となっています。
対象外となるのは配信のみの収益や通信販売のみの収益がある人は
対象外となります。
事業の趣旨はコロナの影響で公演やイベント中止となり収益が減った人が対象
・補助対象の条件~重要のところだけ抜粋・簡略しています。
1. 不特定多数に対してチケット収入等をあげていること
2. コロナ感染症によるイベント自粛によって大きな影響
3. 感染症予防の為、従来と同様の収入が確保出来ない可能性(3ー2)
上記の1.2.3の条件が揃っていること
・対象分野
・音楽・演劇・舞踊など詳細は文化庁のHPで
****注目****
・美術・写真・茶道・華道・書道・国民娯楽(囲碁・将棋・その他)
自分は革工芸なので「美術」の分野で申請しましたが
この分野では上記の1.2.3の条件を満たすことを証明する資料の提出が必要
でここで引っ掛かって[申請修正依頼]が来ました
「補助の対象となる条件を証明する資料」というエクセルファイルが
文化芸術活動~のサイト内に有りますのでよく探して忘れずに
提出してください。
内容は1.2.3の条件をこと細かく書くこと
1. 不特定多数に対してチケット収益等をあげていること
例 私は革工芸を行っており、デザインフェスタ等の展示会に出展し
不特定多数に販売し、収益を得ていました。
2. コロナ感染症によるイベント自粛によって大きな影響
例 5月のデザインフェスタ等の多数のイベントが中止になりました。
3. 従来と同様の収入が確保出来ない可能性
例 自粛は解除されましたがコロナ感染症拡大予防の為、まだまだイベント
は中止や延期、開催されましても来場者制限など実施されるため以前
の収益は見込めない
のような感じで自分は記入して提出しました。
・補助対象経費
ここでは消耗品費を書きますが他の細かいことは募集案内を見て下さい
消耗品は一品10万円以下ならほぼなんでもOKな感じで
動画撮影の為のカメラ本体、撮影の為のレンズ、動画を編集するためのPC
動画編集ソフト、編集した動画データを保存する為のHDなど
結構条件が緩いように感じます。
かかる経費に対して2/3または3/4おります
20万の経費に対して2/3の補助金は132,000円おりる
20万の経費に対して3/4の補助金は150,000円おりる
3/4の補助金になったほうが多くおりるので皆さんそちらを選びますよね
3/4補助金の条件はICT活用とありますが詳しいことは募集案内を見てください
自分はおりるかどうか分かりませんが
ICT取組としてPCを活用してホームページを開設として申請しました。
経費対象となるのか対象外となるのか判断つかなかったのが
材料費、
対象外経費として「販売や有償レンタルを目的とした製品、商品の生産・調達の関わる経費」
革など材料費は対象外に入ると思いますが
絵描きなどはキャンパスは消耗品費に計上出来る記載があるので
う~んと悩んで自分は材料費は計上していません。
・申請時の提出物
申請時に総括団体からの確認番号があるかないかがありますが
確認番号があるとスムーズに申請が出来るようですが
自分は無いので無しで申請しました、が現在修正依頼が2回きました。
*事業収入証明書
・確定申告書
・持続化給付金(見開きで名前と給付金が分かるように)
自分は持続化給付金の葉書
のいずれか一点
*活動歴を確認できる資料
2017年以降の活動がわかる物を2回以上
自分はデザインフェスタの出展案内を2回分PDFファイルで提出
名前と住所が分かる資料だと良いらしい
*本人確認書
*補助の対象となる条件を証明する資料
上記の資料です。
これの提出漏れで一回目の修正依頼
2回目の修正依頼はイベントに出展し収益を得ている資料要請
品名など細かく書かれている売上帳をスキャンして提出
3回目の修正依頼もほぼ同じような収益を得ている資料要請
2回目のときにスキャンしたのが一回分しかなかったので
エクセルで2回分のイベントの売上明細帳を作成して提出
追加でデザインフェスタのチケット価格が書かれているチラシ2回分も
スキャンして提出
提出できる枠は3つまでですので
提出物はZIPファイルでまとめておいてから申請手続きを行うと
スムーズに行くと思います。
申請時間は1時間なのでモタモタしていると記入した内容が全て
無駄になりますので提出物は準備しておいて下さい。
10月13日時点ではまだ自分は採択されていませんが
売上明細帳(書式自由)提出して採択された情報があるので
たぶんもう大丈夫かと思ってます(笑)
また何か役立つ情報があれば記事にしていこうと思います。