今回は、その出展レポートとして、イベントの雰囲気や感想、搬入・搬出のポイントをまとめます。
これから出展を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

デザインフェスタminiとは? 〜開催背景と概要〜
「デザインフェスタ」は毎年5月に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のアートイベントです。しかし、2025年は東京ビッグサイトの空調改修工事の影響で西展示棟は休館の為、通常の5月開催が不可能に。
その代替企画として「デザインフェスタmini」が初めて原宿の【デザインフェスタギャラリー】で開催されました。
デザインフェスタギャラリーは、WEST館とEAST館の2棟からなるアートスペースで、今回のイベントでは全館を貸し切って開催されました。
ギャラリーの詳細は公式サイトをご覧ください。
ギャラリー開催の雰囲気と出展の感想
今回の「デザインフェスタmini」は、通常のビッグサイト開催とは大きく異なる雰囲気でした。
ギャラリーという特性上、展示スペースが小さく来場者数もやや控えめでしたが、それでも開場前から行列ができるほどの盛況ぶり。
特に夕方6時頃までは絶え間なく来場者があり、コンスタントに人が流れている印象でした。
私の出展ブースは「D-24」で、元キッチンだった部屋が展示スペース。
ブースの後ろにキッチン台があるなどユニークな環境でした。
ギャラリーは元アパートのような構造で、1部屋に5〜6ブースが設置されており、部屋によってサイズや雰囲気が異なります。
壁面を使用できるかどうかも展示に大きな影響を与えるため、ブース選びは重要で
申込時にブース位置の希望を出しましたが必ずしも確保できるとは限りません。


コミュニケーション重視の展示スタイルが効果的
ギャラリーのような小さな空間では、来場者との距離が近いため、積極的なコミュニケーションが非常に重要です。
私自身、背が高く圧迫感を与えかねないため、意識的に話しかけるよう心がけました。
「これは何だろう?」と興味を持ってくださった方には、レザーカービングの制作工程を見せたり、自作の革製品の経年変化を紹介するなどして、作品の魅力を伝えました。
このような対話を通じて、作品に対する理解と関心を深めてもらえるのがギャラリー展示の醍醐味だと思います。
原宿での搬入・搬出のポイントと注意点
原宿エリアは駐車場料金が高く、機械式駐車場が多いため、車での搬入・搬出はあまり現実的ではありません。
多くの出展者が宅配便を利用して搬入していました。
私も一部の荷物を事前に郵送し、残りはキャリーカートに載せて電車で搬入しました。
なお、電車内に台車での持ち込みが禁止されているため注意が必要です。
キャリーカートを使う場合、電車の先頭または最後尾の車両が空いており、スペースも確保しやすく、エレベーターにも近いためおすすめです。
会場までは、原宿駅から竹下通り経由が最短ですが、混雑が激しいためキャリーカートを引く場合は表参道ルートを通るのが安全でスムーズです。
表参道は坂道も緩やかなので移動しやすいです。
まとめ|デザインフェスタminiに出展してみて
「デザインフェスタmini」は、原宿という立地やギャラリーという独特な空間での開催ということで、通常のデザフェスとは違った魅力と課題がありました。来場者との距離が近く、作品について深く知ってもらうチャンスが多いイベントだと感じました。
次回開催があるかは未定ですが、もし出展を検討されている方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。