前回の染色を終え、乾くのを待っている間に中パーツを用意し、
カービングをした本体も型紙通りに本裁ちします。
菱目打ちと言う道具で本体に軽く穴を開けます。
これは表面だけで裏まで貫通していません。
自分が使用している菱目打ちは八本刃、一寸(約3.3cm)に
刃が八本あり、刃の一番広い巾で3mmちょいあります。
革の厚みが薄い場合は貫通させても問題はありませんが厚い場合
穴の巾が3mmと広く開いてしまいます。
ですので写真のように巾の狭い菱錐で一穴ずつ開けながら手縫いで縫っていきます
革に穴を開けるということは革の繊維を切るわけですから
穴は小さいほうが革の強度を維持しやすいと私は考えます
手縫いが全て終了しましたら最後に革の断面(これをコバと呼びます)を
綺麗に整えます。
写真だと分かりづらいかもしれませんが革を綺麗に揃えても多少
凹凸がありますので紙ヤスリをかけ、コバを整えます。
ヤスリをかけたコバに仕上剤を塗り、丁寧に磨きますと写真のように
艶がある仕上がりになります。
コバを磨くことにより、強度UPと見栄えがよくなります。
完成した作品は次の記事で
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